包丁について、お客様からよくいただく質問をまとめています。
気になる質問をクリックすると回答が表示されます。

研ぎ方に関してのご質問

砥石で包丁を研ぎたいのですがどの砥石を選んだらいいのでしょうか?

砥石には荒砥石・中砥石・仕上砥石の3種類がありますが一般のご家庭なら中砥石があれば十分です。荒砥石は刃が欠けた時などに使います。中砥石は切れ味が悪くなった時に使います。仕上砥石は更に切れ味を追求したい時に使います。

簡易シャープナーで包丁を研いでいます。
砥石を使わなくてもいいのでしょうか?

簡易シャープナーは数回研ぐことで刃先を整え切れ味を回復させます。日常の手入れには便利ですがあくまでも補助的なもので、切れ味を戻すには砥石を使用して研ぐ必要があります。

パン切り包丁は
研ぐことができますか?

波刃形状のものは研ぎ直しができません。

メンテナンスに関してのご質問

包丁がサビてしまいました。
どうしたら取ることができますか?

軽いサビは表面にクレンザーを付けてこすり落としたり、サビ消しゴムでこすり落とします。それでも落ちない場合は砥石で研いでください。

和包丁の柄ががたつきます。
交換の仕方を教えてください。

市販の柄を中子に差し込み、柄の尻の部分を木づちで軽く2~3回たたいてください。

柄からニオイがします。
大丈夫なのでしょうか?

積層強化木柄に使われるフェノール樹脂が熱によってニオイを発生することがあります。人体に影響はなく、洗浄と乾燥を繰り返すことによってニオイは弱くなっていきます。

使い古した包丁を処分したいのですがどうしたらいいのでしょうか?

包丁を新聞紙などで巻いて危険物として廃棄してください。処理方法が違う場合がありますので自治体へお問い合わせください。

食洗機を使って包丁を洗ってもいいでしょうか?

鋼(ハガネ)製のものや柄がプラスチック製(材質による)のものは食洗機を使うとサビが発生したり、柄が変形してしまいます。食洗機対応と表示してあるもの以外は使わないようにしてください。

柄がプラスチック製の包丁は熱湯消毒ができますか?

耐熱温度が100℃以上のものは大丈夫ですが、
それ以外のものは柄が変形する場合がありますので避けてください。

鋼(ハガネ)製や鋼割込製の包丁の手入れの仕方を教えてください。

鋼(ハガネ)製や鋼割込製の包丁はステンレス製に比べて非常にサビやすいので使用後は汚れを早く落として、乾いた布で水分を十分に拭き取って乾燥させてください。

使う頻度の少ない包丁のお手入れはどうしたらいいのですか?

サビを防止するため包丁にサラダ油を薄く塗って、新聞紙に包んで保管してください。

種類に関してのご質問

三徳包丁や牛刀包丁に右利き用・左利き用はありますか?

三徳包丁や牛刀包丁は一般的に右利き用・左利き用はなくどちらの方でもお使いいただけます。

洋包丁と和包丁の違いを
教えてください。

両刃のものが洋包丁、片刃のものが和包丁という考え方もありますが、和包丁も種類によっては両刃のものもあり、一般的には鋲止め式のものが洋包丁、差込み式の柄のものが和包丁とされています。

三徳包丁と牛刀包丁の違いを教えてください。

三徳包丁は万能包丁とも呼ばれ、野菜、肉、魚と多用途に使えます。牛刀包丁は刃渡りが長く肉を切ることに適した包丁です。

ステンレス包丁の特徴を
教えてください。

一般的に最もよく使われている素材で、サビに強く手入れがしやすいので一般家庭用に向いています。主に洋包丁に使われ、安価なものから高級品まで幅広くあります。

複合材の包丁の特徴を
教えてください。

異なった金属を接合して作られたもので、代表的なものに「鋼(ハガネ)+ステンレス」「ステンレス鋼+ステンレス」などがあり、切れ味のよい鋼やステンレス鋼を芯材にして両面をステンレスで挟み込んだものです。切れ味とステンレスの手入れのしやすさを両立し、研ぎやすいという特徴を持っています。

セラミック製包丁の特徴を
教えてください。

金属ではないのでサビることはなく、切れ味の持続性は良い反面衝撃には弱く、刃が欠けることがあります。

鋼(ハガネ)製包丁の特徴を
教えてください。

和包丁の多くに使われています。切れ味が鋭く、研ぎやすい反面欠けに弱く、すぐにサビてしまうという欠点があります。

製造に関してのご質問

ダマスカス包丁の美しい模様は、どのように作られるのですか?

異種の金属を積層させた鋼材に鍛造、表面処理を行うことで、波紋状の独特な外観に仕上げます。

包丁の研ぎ方

  • 砥石を水につけ、気泡が出なくなるまで水を含ませます。砥石台がない場合は濡れた布巾などを砥石の下に敷きます。

  • 包丁の柄を利き手でしっかりと握り、ぐらつかないようにします。

  • 刃を手前に向けて砥石と刃先の角度を約45度に保つようにします。

  • 砥石と刃の間は割り箸1本分の隙間をあけてください。

  • 先端部・中央部・刃元の順にそれぞれ20往復くらい研いでください。

  • 先端から刃元の部分まで「かえり」ができたら表側の研ぎは終了です。指で触って「かえり」(刃先の引っかかり)を確認してください。

  • 裏面は刃先を向こう側にして同じように先端部・中央部・刃元の順に「かえり」が出るまで研ぎます。

  • 砥石と刃の間に割り箸半分程の隙間をあけて1〜2回こすり、表側の「かえり」を取ります。

  • 水で洗い、乾いた布で拭いて水気を取ります。

砥石目安月に1〜2回

包丁の切れ味を戻すには砥石での研ぎ直しが必要です。
目の粗さによって荒砥石・中砥石・仕上砥石と種類があります。
一般的な研ぎ直しなら中砥石があれば十分です。

簡易シャープナー目安週に1〜2回

数回研ぐことで刃先を整え切れ味を回復させます。
日常的にサッと使うには便利です。
(あくまでも補助的なもので、切れ味を戻すには砥石を使用して研ぐ必要があります)

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